Ae 文字背景幅自動調整
categorys:Ae
Tag:エクスプレッションコード
動画作成などにテロップを入れると思いますが、その際に文字の背景の幅や高さ、余白などの調整を設定すると思います。
ですが毎回設定するのも面倒だし、デザイン的にも統一して作った方が良い。
なら同一デザインをいちいち作成するのはもっと面倒に感じてきます。
そこで背景を自動で設定するAeプログラムを作ってみました。
前回のバウンドする動画同様エクスプレッションコードを使用して作成していきます。
エクスプレッションコードとは
本来は何かしらのパラメーターに任意の数値を入れて幅や高さを設定します。
その数値をプログラムコードによって自動で取得して入れる事が出来ます。
このように数値データをプログラムによって変化させる事が出来るのがエクスプレッションコードなのです。
作業内容
動画内のコード
動画内で使用したエクスプレッションコードです。
-サイズにコピペするコード-
w=txtbox.sourceRectAtTime().width;
h=txtbox.sourceRectAtTime().height;
[w,h]
サイズに貼り付けるコードは本来『 txtbox=thisComp.layer(“text01”); 』と書き込まなくてはなりませんが動画内では『 txtbox= 』とだけ記入してグルグルアイコンで残りの部分を設定しています。
txtboxはユーザー任意の名前で構いません。txtboxという箱に今のコンポジションのレイヤー(text01)という名前のデータを入れなさいという意味になります。
text01についてもレイヤーを指定する名前なので指定レイヤーの名前は自分で決めた名前で大丈夫です。
-位置にコピペしたコード-
txtbox=thisComp.layer("text01");
w=txtbox.sourceRectAtTime().width/2;
h=txtbox.sourceRectAtTime().height/2;
l=txtbox.sourceRectAtTime().left;
t=txtbox.sourceRectAtTime().top;
[w+l,h+t]
位置に貼り付けるコードは『 txtbox=thisComp.layer(“text01”); 』もコピペするVerにしてます。コピペでも、Ae内処理のどちらでも構わないという事です。
ここは文字の幅と高さの半分の数値を取得してwとhに代入しています。
そしてlとtに文字の左とTOP位置を代入してそれぞれにwとtを足しています。
これは最初にテキストや背景の中心を真ん中にもっていった処理に大きく関係していて、こうすることによって背景が文字に対して均等にだすことが出来ます。
まとめ
文字を打ち換えたり、文字を移動しても背景が付いてくるようになったかと思います。
Prで簡単なテロップを書くのならば必要ないのかもしれないと感じますが、Aeで処理する時や、次回以降紹介するAeで作ったテロップデザインをプレミアから操作する事が出来るエッセンシャルグラフィックを作るという作業で生きてきます。
そしてエクスプレッションコードは他にも色々と活用できるので調べてみると使えると思う事が多々出てくると思います
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